10歳トイプードル 心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)との闘病生活

現在、PetVoiceは疾患を持った愛犬愛猫と暮らすご家庭で多く活用されております。PetVoiceを利用されている方はもちろん、まだご使用ではない飼い主様も含めて、同じく闘病生活を送る飼い主様の心の支えになる情報を発信したいと考え、インタビューを実施しています。

今回は、愛犬ナナちゃんの僧帽弁閉鎖不全症の治療をきっかけにPetVoiceをご利用いただいているD様のインタビュー内容をご紹介いたします。

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インタビューについて

対面インタビューだとPetVoiceへお心遣いいただくことも多いと感じ、より率直なご意見や闘病中の本音をお伺いしたい想いからオンラインでアンケートにご協力いただいております。

インタビュー内容

愛犬やご家族について

(愛犬ナナちゃん)

愛犬・愛猫のお名前:愛犬 ナナ
ご家族構成:4人
お住まい:石川県
かかりつけ医:リアン動物病院

(普段のナナちゃんの様子)

PetVoiceのご利用について

「PetVoice利用開始のきっかけとなった愛犬愛猫の持病について詳しく教えてください。」

2025年3月(10歳8ヶ月)に、僧帽弁閉鎖不全症ステージB2とわかり投薬開始しました。前年末通院した時には心雑音もなかったのでかなりショックでした。現在これといった症状も見えず、今後少しでも早く変化に気がつきたくて、petvoiceを始めました。

「PetVoiceはどのようなきっかけで知りましたか?」

インスタで犬の心臓病について検索していて知りました。

「PetVoiceを実際に使ってみようと思った背景を教えてください。」

病気の初期から使っていれば、変化に早く気がつけるのではないかと思うので。

(闘病中のナナちゃんの様子)

闘病中について

「闘病中にどのようなことが心の支えになったか詳しく教えてください。」

インスタで同じ病気の子のママさんたちに出会い、たくさんアドバイスをいただいております。petvoiceもインスタを通して知りました。他のご家族のご様子や対策などを参考にしながら、できることをやっていきたいと思っています。

「闘病中にどのようなことが不安になったか詳しく教えてください。」

病気と共にどのように歩んでいったら良いのか、またどのように歩んでいけるのか、いつも手探りで、いつも不安はあります。今、良かれと思ってしていることが、我が子の体にとって本当に良いことなのか、いつも揺れ動いています。

「実際に利用してみてPetVoiceはどのように闘病生活に役立ちましたか?」

何もわからずに不安になったりせず、データを見てどういう時に変化がでるのかを落ち着いて分析できるという点で役立っていると思います。

(D様が記録されたナナちゃんの様子と実際のデータ)

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同じく闘病中の愛犬愛猫をもつ飼い主さんへ

「現在闘病中の方に向けて、後悔しないために普段の生活の中で心がけてほしいことは何でしょうか。」

我が家も闘病開始したばかりですべて手探りです。最初はすぐに重症になってしまうのではないかと悲観していましたが、投薬しながら穏やかな日常を送っている子もたくさんいます。無理しないことは大切ですが、今できることも大切にして、楽しい時間をたくさん一緒に過ごして行きたいと思っています。

(トリミングでふわふわになったナナちゃん)

「現在闘病中の方に向けて、PetVoiceをお勧めできる人、お勧めできない人について率直に教えてください。」

私はもともとデータを分析したり記録したりすることが大好きです。petvoiceを使う前から、我が子のトイレの回数や飲食の量等を記録していました。ガジェット系も好きなので、楽しみのひとつとしてもpetvoiceを使っています。記録をつけたりガジェット好きだったりする人には向いていると思います。スマホやデータ管理等が好きでない人はお勧めできないと思います。

「ご自身の愛犬愛猫と同じ病気で闘病中の方にお勧めしたい闘病生活のサポートとなるグッズや、生活上の工夫などはありますか?」

まだまだ手探りで私が教えてほしいです~。マッサージをしたり、サプリを試したりフードを変えてみたり、いろいろ右往左往していますが、何よりも、我が子との時間を内容の濃いものにしていきたいと思っています。

(プールを楽しむナナちゃん)

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PetVoice編集部より

心臓病においては、安静時の呼吸数を日頃から把握することが非常に重要です。一般的に、安静時の呼吸数が1分間に40回を超える場合は、動物病院への受診が強く推奨されます。

ただし、呼吸数が40回未満であっても、軽度の肺水腫が見つかるケースが報告されています。また、呼吸数が10回台から20回台にわずかに増加しただけの段階(一見問題なさそうな水準)で来院したことで、心臓病の進行が発見された事例もあります

現在、ナナちゃんは僧帽弁閉鎖不全症のステージB2(比較的早期)と診断されており、安静時の呼吸数は平均で10回台と安定しています。このように、症状が軽く、呼吸数も安定していると、「まだ本格的な健康管理は必要ないのでは」と思われるかもしれません

しかし、犬や猫の体調は急変しやすいため、早い段階からデバイスなどを活用し、日々の体調を見守ることがとても大切です

ナナちゃんの飼い主様が見せてくださった、早期の健康管理への意識と行動は、この記事を読まれている他の飼い主様にとっても、きっと参考になることでしょう。

PetVoiceを通じて、体調の変化をいち早く察知し、ナナちゃんがこれからも健やかに過ごしていけることを心より願っています。

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  • 執筆者

    PetVoiceBlog編集部

    PetVoice編集部は獣医学や動物行動学を学んだスタッフが犬・猫の健康に関する情報をお伝えします。