
PetVoiceご利用者インタビュー(3歳愛犬消化器型リンパ腫)〜終末期&ペットロス〜
現在、PetVoiceは疾患を持った愛犬愛猫と暮らすご家庭で多く活用されております。PetVoiceを利用されている方はもちろん、まだご使用ではない飼い主様も含めて、同じく闘病生活を送る飼い主様の心の支えになる情報を発信したいと考え、インタビューを実施しています。
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ペットの闘病生活が長引くと、飼い主にとって「いつまで続くのか」「本当にこれでいいのか」といった悩みが尽きません。そして、最期の時間が近づくにつれて、どう向き合えばいいのか、どのように送り出せばいいのかという思いが募っていきます。
今回の記事では、愛犬コアちゃんを血液のがん(悪性リンパ腫)で亡くしたアスカさんに、終末期のエピソードやペットロスについて伺ったお話をご紹介します。
病気の発見や闘病について伺った内容は下記よりご覧いただけます。
インタビュー

(愛犬コアちゃん)
終末期の様子
「コアちゃんの終末期は、どのような状態だったのでしょうか?」
最後の1週間くらいは、ほとんど毎日病院に通っていました。重い抗がん剤も使っていたのでコアの体力も結構限界で、体調も悪く、血便が出るようになってしまいました。血便が出るというのはもう死期が近いと言われていて、血便に伴う貧血も続き、毎日輸血するようになりました。この頃にはご飯も食べられなくなってしまったので、点滴療法に切り替えました。最後の1週間はずっと通院でした。
「アスカさんがずっとついていらっしゃったのでしょうか?」
はい、仕事は在宅ではなかったので仕事終わりに毎日通院していました。結構職場は融通をきかせてくれて、少し早く帰らせてもらったり、周囲にも協力してもらっていました。なので、最後の1週間もどうにかなっていました。
でも実際、治療でどうにか命を繋ぐことってエゴなんじゃないかと思って、自分でも一回諦めようかなと思うタイミングがあったんです。もうこのまま輸血もしないで、点滴もしないで、ゆっくり落ち着いて家で過ごしてもらうだけでもいいかなとも思ったんです。
ただ、私自身が結構負けず嫌いな面があって、いわゆる体育会系みたいな環境で育ってきていて、中途半端に諦められないと思って。エゴにはなっちゃうけど「もうちょっとだけ頑張れる?」とコアに話してみたら、「いいよ」みたいな反応をしたので、私も頑張るかと思って仕事終わりに毎日通院して、といった感じでしたね。

「そして、最期の日を迎えたんですね。」
そうですね。亡くなる前日に、4日ぶりくらいにご飯を食べたんです。
以前アニマルコミュニケーションを受けた時に、コアはさつまいもとサーモンが好きと聞いていたのですが、さつまいもはがん治療中はよくないと聞いて食べさせていませんでした。しかし、そろそろ亡くなってしまうだろうと私自身も気づいていたし、好きなものをあげようと思ってさつまいもとサーモンをあげてみたら食べてくれたので、亡くなる前日の夜にさつまいもと鮭のクリームリゾットのようなものを作ってあげたら1.5人前くらい食べてくれて。
その時は、まだもう少し生きていられるかな?とも思ったのですが、その日は夜中にすごく徘徊していていて、夜中の徘徊は死が近いと言われているので、やっぱりダメなのかな・・・と不安も感じていました。
コアの体調が優れなくなってから私はリビングで寝ていて、「一緒に寝る?」と声をかけてみたら珍しくすごく寄って来てくれました。コアはあまり人と一緒に寝るタイプではなかったのですが、その日はずっと一緒にいてくれたので、気になるなと思っていました。
朝になり、いつも通り起きて過ごしていたら、コアが急に立ち上がって私の部屋の方に移動し始めました。向かっている途中で倒れてしまったので、「そっちに行きたかったの?」と声をかけながら私のベッドに寝かせました。私のパーカーをかけてあげて、コアとアムのご飯の準備をしに少し離れた間に亡くなってしまいました。

「最期に好きなものをあげるというのは、他の闘病中の飼い主様にもおすすめできるポイントでしょうか?」
本当に、さつまいもはあげたらいけないと思っていたのですが、やっぱりずっと一緒に過ごしている飼い主は「そろそろ(お別れ)だろうな」というのはわかるんですよね。そういうタイミングを見極めて、好きなものをあげるっていうのも、私的には良いと思っています。
インスタグラムで食べ物についての発信もしていたのですが、「最期に好きなものあげられなくて後悔している」といったコメントがよく届いていました。私自身もきっとあげてなかったら後悔しただろうと思うし、手作りで作ってあげて、それを食べてもらえたというのも嬉しく感じています。なので、闘病中の自分自身(飼い主)の励みにも繋がると思います。
「手作りフードはずっとされていたのですか?」
手作りフードはコアが闘病するようになってから始めました。
私は仕事もしているので、フードを手作りするって結構大変で・・・以前は注射器を使って食べさせることもしていたのですが、やっぱり作るのもあげるのも大変でした。嫌いな食べ物もあったり、栄養面も考えないといけなくて難しかったです。
ただ、亡くなる前に好きなものを作ってあげて、食べてもらえて、やっぱり手作りフードやってて良かったなと思っています。


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ペットロスについて
「コアちゃんが旅立ってからの生活は、どのように変わりましたか?」
正直にいうと、アムがいたおかげで完全にペットロスにはなっていません。
ペットロスというよりはコアロスみたいな感じで、「コアに会いたい」とか「コアに触れたい」と思う気持ちはたくさんあって、ついついSNSでコアに似た犬を探してしまったりしています。
アニマルコミュニケーションで、コアは私に命の大切さや生き物を飼うとはどういうことかを教えるために来たんだという風に聞いていたので、前向きな気持ちになれたというのもあります。
「アニマルコミュニケーションはいつ頃されたんですか?」
コアが亡くなる1週間前くらいです。当てはまっているところは多いと感じていて、でもそれが本当かどうかは別として、やっぱりそれを聞いてたから闘病生活に活かせたし、亡くなった後もちゃんと死を受け入れられて、前向きに頑張っていこうっていう気持ちになれる1つの手段になっていると感じます。

「それでも、やっぱり寂しさはありますよね。」
もちろんです。でもアムがいるから、起きないといけないし、散歩に行かないといけないし。こういう状況に助けられているなと思います。きっとアムがいなかったらずっと起きられずに泣いているくらい辛かったんじゃないかと思います。
アムと、家族と、あとインスタにも助けられています。インスタでコアのことを発信していたら、色々な人が一緒に悲しんでくれて、私と同じようにコアのことを想ってくれて。コメントやメッセージを読んで、みんなも同じような経験をしているし、きっと自分のための経験だったんだと思うと前向きな気持ちになることができます。
「病気の状況を発信するのって少し抵抗感があるのかなと想像するのですが、むしろ励みになった、ということですね。」
そうですね。アンチみたいな方は全然いなくて、本当に前向きな声をたくさんいただきました。フォロワーさんと一緒に頑張る気持ちになれたし、発信して良かったなと思いました。
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まとめ
ペットの終末期は、飼い主にとって最も辛く、葛藤の多い時間です。アスカさんのお話からも、飼い主として何が最善かを模索しながら向き合うことが大切だと感じさせられます。
ペットロスについては、アスカさんはアムちゃんやご家族の存在、そしてインスタグラムでの発信によって支えられたとお伺いしました。ペットとの別れは避けられないものですが、その時間をどう過ごすかによって、飼い主の気持ちも大きく変わります。今回のインタビューが、ペットと向き合う飼い主の皆さんにとって、少しでも参考になれば幸いです。
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