
2歳愛犬との消化器型リンパ腫闘病生活〜専門医への相談が大切〜
現在、PetVoiceは疾患を持った愛犬愛猫と暮らすご家庭で多く活用されております。PetVoiceを利用されている方はもちろん、まだご使用ではない飼い主様も含めて、同じく闘病生活を送る飼い主様の心の支えになる情報を発信したいと考え、インタビューを実施しています。
今回は、愛犬ふわもちゃんの体調不良をきっかけにPetVoiceをご利用いただいているM様のインタビュー内容をご紹介いたします。
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インタビューについて
対面インタビューだとPetVoiceへお心遣いいただくことも多いと感じ、より率直なご意見や闘病中の本音をお伺いしたい想いからオンラインでアンケートにご協力いただいております。
インタビュー内容
愛犬やご家族について

(愛犬ふわもちゃん)
愛犬・愛猫のお名前:愛犬 ふわも
ご家族構成:本人、母、父
お住まい:神奈川県
PetVoiceのご利用について
「PetVoice利用開始のきっかけとなった愛犬愛猫の持病について詳しく教えてください。」
PetVoiceを購入時には原因不明の消化器症状でしたが、後に消化器型リンパ腫と診断されました。ふわもは2024年9月の終わり頃(2歳10ヶ月頃)から嘔吐が続くようになりました。元々胃腸の調子は崩しやすい方で今回もまたいつもの一過性の胃腸炎と思っていたのですが、療法食や消炎剤の注射ではなかなか改善しませんでした。
どんどん症状が悪化していき、下痢や血便も出るようになりました。かかりつけでエコー検査や血液検査、バリウム検査を行いましたが、原因がわからず紹介病院で内視鏡検査、CT検査、果ては開腹手術も行いましたが原因がわかりませんでした。ステロイドの服用もしましたが一時的に改善したように感じてもまたすぐに症状が出てきてしまうような状況でした。
そんな原因がわからないままどんどん悪化していくという状況が2ヶ月以上続き、12月に大学病院を紹介してもらいました。再度内視鏡検査とCT検査を行い、「消化器型リンパ腫」の診断と余命宣告をされました。今のふわもに強い抗がん剤を投与するとそれがトドメになる可能性があるとのことで、弱い抗がん剤を使用することになりました。
それでもうまくいけば3ヶ月〜半年は生きられるかもと言われました。
貧血も進んでおり、輸血も2回しました。腹水や胸水も溜まるようになり、呼吸も苦しそうでした。食事もあまり食べられなくなり、鼻カテーテルを入れて流動食を流して栄養を摂らせました。抗がん剤とステロイドの副作用なのか、毛もどんどん抜けてゆきました。
年末年始は大学病院が休みでかかりつけに簡単な対処療法のみお願いしていましたが、休み明けに大学病院で検査をしてもらうと抗がん剤の効果なく、癌が進行していることが判明しました。
その数日後、診断から1ヶ月を待たずに2025年1月に3歳1ヶ月で天国へと旅立ちました。


(闘病中のふわもちゃんの様子)
「PetVoiceはどのようなきっかけで知りましたか?」
暇さえあれば犬の健康についての情報を集めていたので、その中でネット検索をして見つけました。
「PetVoiceを実際に使ってみようと思った背景を教えてください。」
元々パピーの頃からふわもの体調変化に少しでも気づきたくて、何度か誕生日やクリスマスプレゼントの候補に挙げていたのですが、シニアになってからでも良いだろうと思い見送っていました。そして今回、原因がわからない期間が長く少しでもふわもの体の中で何が起きているか知りたいと思っていた頃、ちょうどふわもの誕生日があり、プレゼントとして購入しようと思いました。
「PetVoice利用開始前に不安なことはありましたか?」
ふわもは小さいので重さが負担にならないかという不安がありました。ふわもがどう思っていたかはわかりませんが、見ている限りでは特に気にせず過ごしていました。


(M様とイベントを楽しむふわもちゃん)
闘病中について
「闘病中にどのようなことが心の支えになったか詳しく教えてください。」
やはり1番はふわもの存在でした。どんなにしんどくても家に知らない人が来たら一生懸命吠えてくれました。声もだんだん弱々しくなっていきましたが、それでも目一杯大きな口を開けて家族を守ろうとしてくれていました。私や家族が泣いていると一生懸命ぺろぺろ舐めて慰めてくれました。
あとはInstagramのフォロワーさんや周りの人たちのエールには元気をもらいました。ふわものためにお守りを買ってきたという人がたくさんいて、最期の瞬間もふわもはたくさんのお守りに囲まれて眠りにつきました。
Instagramに寄せられたコメントもふわもに読み聞かせをしていましたが、ふわももしっかり聞いているような様子でした。
「闘病中にどのようなことが不安になったか詳しく教えてください。」
最初は何も原因がわからなかったので、とにかくどうなってしまうのか、ふわもの体に何が起きているのかが不安でした。まさかこんなに若く亡くなる病気とは思っていませんでしたが…
リンパ腫とわかってからはふとした瞬間に息をしていなかったらどうしようなど、失うことへの不安を強く感じるようになりました。それこそ、すぐ確認できない時はPetVoiceを見て呼吸数や心拍数が取れていることで胸を撫で下ろすような場面もよくありました。
「実際に利用してみてPetVoiceはどのように闘病生活に役立ちましたか?」
獣医さんとの会話がしやすくなったと思います。
最初に大学病院で検査をしてもらった時はそのまま家に帰してもらったのですが、翌日ふわもの様子を見ていたら普段よりも呼吸が荒いような感じがしました。今までなら気のせいかな?と思っていたかもしれませんが、PetVoiceを確認すると正常時より非常に多くなっていることがわかりました。その後、病院に電話する時も正常時は「15回/分程度の呼吸ですが、今日は30回/分ほどの呼吸をしています」と具体的に数字を伝えることができ、先生もすぐにピンときたようで急いで診てもらうことができました。
感覚的にいつもと違うと感じてもうまく伝えられないことが多いので、数字を用いて説明できるのはお互いにとってわかりやすくて良いと思いました。
また、闘病中ではないですし、PetVoice本体でもないのですが、今はベルトに遺骨カプセルを入れて使用しています。ふわもの葬儀が終わった後、葬儀屋さんからいただいた遺骨カプセルをCOREを入れるポケット部分に入れてみたらピッタリ収まりました。さらに腕に巻いてみたらそれもサイズ調整せずにピッタリで、ふわもの首と私の手首の太さは同じだったんだと初めて知り、改めてふわもとの繋がりを感じました。ふわもは2ヶ月も使えなかったけど、買ってよかったと思いました。逆にふわもからプレゼントをもらったような気持ちになりました。

(ふわもちゃんが使用していたPetVoice BELT)
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同じく闘病中の愛犬愛猫をもつ飼い主さんへ
「現在闘病中の方に向けて、後悔しないために普段の生活の中で心がけてほしいことは何でしょうか。」
やはりその道のプロの意見を聞くのは大切だと思います。消化器症状なら消化器の専門医、癌なら癌の専門医など…町にはオールマイティに診てくれる動物病院が多く、窓口としてはいいと思いますがそれぞれ得意不得意があるので、色々な獣医さんや周りの飼い主さんに話を聞いて情報を集めるといいかなと思います。もっと早く大学病院の消化器の先生に診てもらっていたら結果は違ったのかもなどと考えてしまいます。
また、私は闘病中「亡くなってしまったらどうしよう」ということばかり考えてしまっていました。どうしても頭には出てきてしまうと思いますが、愛犬の死を悲しむことはあとからいくらでもできます。なので今は愛犬の息遣いや温かく柔らかい肌、濡れた鼻など…少しでも感じてほしいです。一生懸命生きてるねって褒めてあげてほしいです。


(お出かけやおもちゃを楽しむふわもちゃん)
「現在闘病中の方に向けて、PetVoiceをお勧めできる人、お勧めできない人について率直に教えてください。」
心拍数や呼吸数や体温などの変化から体調を確認したい人にお勧めできると思います。
正直、水飲みや排泄姿勢はふわもの場合は設定をいじってもうまく反応しないこともあったので、そのあたりはあくまで目安として捉えられると良いと思います。水がちゃんと飲めているかやトイレができているかを確認したい場合はメモリ付きの給水器を使ったり、トイレシーツをこまめにチェックする方がいいと思います。もちろん、個犬差もあると思いますし、こまめにアップデートをしてくれているので今後精度が上がっていくことにも充分期待できます。
「ご自身の愛犬愛猫と同じ病気で闘病中の方にお勧めしたい闘病生活のサポートとなるグッズや、生活上の工夫などはありますか?」
酸素室のレンタルを利用しました。やはり呼吸が安定して、心なしか元気や食欲も出るような気がしました。胸水や腹水が溜まって呼吸に不安がある子にはおすすめです。
あとはA4のコピー用紙に日付、食事、排泄、症状、治療内容などの項目のある表を書いて、それをコピーして毎日の様子を記録していました。病院の先生からはわかりやすいと好評でした。

(毎日の様子をメモしていた記録用紙)
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PetVoice編集部より
ふわもちゃんのご闘病の様子をPetVoice編集部はインスタグラムを通じて知りました。
ふわもちゃん飼い主様のインスタグラムはこちら
闘病の様子を文章にするのはなかなか憚られる方が多いですが、ふわもちゃんの思い出と一緒に闘病の様子を克明に記録していたことがとても印象的です。
同様に若齢の悪性腫瘍で悩まれていた方がふわもちゃんの闘病の様子をインスタグラムで見つけ闘病の参考にしていたというお話もお聞きしました。
実際にインスタグラムの投稿を拝見すると、とても獣医療に対しての理解も深いことが伺えました。闘病の辛さから目を背けずにふわもちゃんと1日でも長く一緒にいるために最善を尽くされた姿にとても感銘を受けました。
同じ病気で悩まれている方はもちろん、若齢で闘病生活を送られている全員に参考になる情報ですので、ぜひ一度ふわもちゃんのインスタグラムもご覧いただきたいと思います。