
PetVoiceご利用者インタビュー(13歳で肺水腫発症。食欲がないときでも〇〇はよく食べてくれた!)
現在、PetVoiceは疾患を持った愛犬愛猫と暮らすご家庭で多く活用されております。PetVoiceを利用されている方はもちろん、まだご使用ではない飼い主様も含めて、同じく闘病生活を送る飼い主様の心の支えになる情報を発信したいと考え、インタビューを実施しています。
今回は、愛犬蘭丸ちゃんの肺水腫の治療をきっかけにPetVoiceをご利用いただいているW様のインタビュー内容をご紹介いたします。
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インタビューについて
対面インタビューだとPetVoiceへお心遣いいただくことも多いと感じ、より率直なご意見や闘病中の本音をお伺いしたい想いからオンラインでアンケートにご協力いただいております。
インタビュー内容
愛犬やご家族について

(愛犬蘭丸ちゃん)
愛犬・愛猫のお名前:愛犬 蘭丸
ご家族構成:13歳の愛犬(福助)との独り暮らし
お住まい:東京都
かかりつけ医:グラース動物病院

(蘭丸ちゃんと一緒に暮らす福助ちゃん)
PetVoiceのご利用について
「PetVoice利用開始のきっかけとなった愛犬愛猫の持病について詳しく教えてください。」
8歳頃から心雑音を指摘され僧帽弁閉鎖不全症と診断されていました。2023年4月(13歳10ヶ月)に初めて肺水腫を発症。利尿薬の影響で慢性腎不全となり、2023年11月(14歳5ヶ月)には尿毒症も発症しました。
翌年、僧帽弁閉鎖不全症の悪化から2024年5月に肺水腫が再発し、7月末まで1週間程度の入退院を繰り返しました。7月には腎不全から血圧が上がらなくなり、低血圧のショックで余命宣告も受けました。
自宅での看取りを決め、週1ペースで心エコーと腎臓の検査で通院をしていましたが、9月に胸水(乳び)が溜まっていることがわかり、その後は胸水抜去のために2〜3日に1回のペースで通院しました。
11月後半から腎不全が急激に悪化し、12月7日に死亡しました。
「PetVoiceはどのようなきっかけで知りましたか?」
「安静時呼吸数」の検索ワードでSNSで表示されました。
「PetVoiceを実際に使ってみようと思った背景を教えてください。」
初回の肺水腫の治療後に安静時呼吸数を自宅で記録したいと思ったので、まずは1ヶ月試してみようと思い申し込みました。


(治療を頑張る蘭丸ちゃんの様子)
闘病中について
「闘病中にどのようなことが心の支えになったか詳しく教えてください。」
新型コロナの影響で仕事がリモートワークとなり、最期まで自宅で一緒に過ごす時間が持てました。
また、主治医と主治医不在時に担当して下さった獣医師がとても真摯に対応してくださり、治療内容や状況説明にストレスを感じずにお任せできました。
独り暮らしで飼っていたので、散歩中や病院で知り合った同じ疾患の飼い主さんやSNS上で知り合った方々とのやり取りも有意義でした。



(蘭丸ちゃんに寄り添う福助ちゃん)
「闘病中にどのようなことが不安になったか詳しく教えてください。」
深夜帯から早朝にかけて症状が悪化することが多かったので、なかなか安心して熟睡できませんでした。
時間外診療や夜間救急に駆け込むことが頻繁にあり、また投薬の種類も多く、治療費が膨大だったので先の金銭的不安がありました。(最後の半年間で約200万円の医療費がかかりました)
病気について更に深い知識を得たかったのですが、一般の飼い主ではなかなか難しかったです。
「実際に利用してみてPetVoiceはどのように闘病生活に役立ちましたか?」
見た目では変わりがなくても呼吸数が徐々に増えていた時があり、念の為病院で検査したら肺水腫だったことが複数回ありました。
早期発見だったため、直ぐに改善できました。

(実際に記録されたデータ)
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同じく闘病中の愛犬愛猫をもつ飼い主さんへ
「現在闘病中の方に向けて、後悔しないために普段の生活の中で心がけてほしいことは何でしょうか。」
自己判断の「様子見」は、医療知識が無いのであれば闘病中はしない方が良いと思います。
「フラついてる気がするけど…」と思って自宅で様子を見ていたら、あっという間に低血圧のショックでぐったりして、危うく死なせてしまうところでした。
「現在闘病中の方に向けて、PetVoiceをお勧めできる人、お勧めできない人について率直に教えてください。」
PetVoiceはあくまでも現状認識のツールだと思っているので、小さな変化にも理由を考える方や、家族や主治医と状況を共有して今後の対策を考えようと思う方には有意義だと思います。
例えば、毎日の呼吸数の推移を確認して、主治医と呼吸数の推移を見ながら薬の量を調整しようと言った使い方です。
逆に、異常が発生した際の即時通知機能が確約されてはいないので、突発的な変化を検知してくれると期待し過ぎるのは良くないかもしれません。使い方次第でメリットを享受できると思うので、取得された結果をただ”見る”だけでは勿体無いと思います。
「ご自身の愛犬愛猫と同じ病気で闘病中の方にお勧めしたい闘病生活のサポートとなるグッズや、生活上の工夫などはありますか?」
腎不全で体重が激減した時に、低蛋白で高カロリーな鶏皮をよく食べさせていました。
嗜好性も高くて、亡くなる日の朝まで食べてくれました。
血液のミネラルバランスが崩れた時は、ポーションタイプの「ペットスエット」が少量で使い勝手が良かったです。以前は乳幼児用の経口補水パウダーを使っていました。
血行も段々と悪くなって手足が冷たくなったので、市販のアイピローや温灸で腰回りを温めていました。そのほかにホットアイマスクも入手しやすく使いやすいです。また、モバイルバッテリーで使えるホットマットは、寒い時期のカートでの散歩や通院に便利でした。
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(温めてもらっている蘭丸ちゃんの様子)
オススメのホットアイマスク

PetVoice編集部より
こちらの飼い主様はX(旧Twitter)で蘭丸ちゃんとの闘病の様子を丁寧に発信されており、PetVoiceチームもいつもその様子を拝見していました。
蘭丸ちゃんとのご闘病を通じてご自身で病気のことを深く調べ、蘭丸ちゃんとご家族にとって幸せな終末期の過ごし方を担当の獣医師を巻き込みながら主体的に意思決定されていた様子がとても印象的です。
PetVoiceもとても有効に活用いただきました。(以下、ご活用の様子)

闘病生活の過ごし方を包み隠さずご共有いただきありがとうございました。
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