気圧予報で健康管理ができる頭痛ーるとPetVoiceが連携!

PetVoiceでは、2024年11月11日に新機能発表会を行いました。新機能発表会では、新機能のご紹介だけでなく、今後注力していく分野についても発表しました。
この記事では、気圧予報に基づく体調管理として累計アプリダウンロード数が2,000万を超えた頭痛ーる様とPetVoiceがサービス連携にあたり、頭痛ーる様よりご発表いただいた内容を紹介いたします。

サービス連携の背景

PetVoiceは心臓病をはじめとする、既に何らかの疾患を持つ犬猫によくご利用いただいています。持病があると些細な変化にも敏感になり、ユーザー様から「気圧変化によって犬猫も体調が変化するため、PetVoiceでも気圧を確認したい」というお声をいただきました。そのような時に頭痛ーる様よりお声がけいただき、この度サービス連携をすることになりました。

頭痛ーる様のご紹介

頭痛―るは、気象を起因とする疾患を持った方の「気象や心身の変化による体調不良に備え、その不調を軽減したい」というニーズに応えることを目的に、株式会社ベルシステム24が開発・提供する、気圧予報に基づいた体調管理アプリです。気象庁から提供された気圧予報と、アプリで毎月収集している約120万件のユーザーの体調データを組み合わせ、導き出された精度の高い気象病予報は多くのユーザーに愛用されています。月間アクティブユーザー数は100万人、2024年12月には、累計2,000万ダウンロードを達成しています。

株式会社ベルシステム24より、頭痛ーる立ち上げをリードした統括デザイナーの安中朋哉様と、頭痛ーるの事業統括責任者である岩見統之様にご登壇いただきました。

発表内容

PetVoiceに声をかけたきっかけ

頭痛ーるは2013年にサービスをリリースして、既に10年以上皆様にお使いいただいています。頭痛ーるアプリでは、気圧変化をグラフでわかりやすく見ることができます。また、自分の頭痛度合いをアプリに入力することができ、頭痛と気圧の相関の有無をご確認いただけます。皆様のおかげで現在(2024年11月時点)1,900万以上のダウンロードをいただき、年内には2,000万ダウンロードも見えています。

今後、頭痛ーるをどのように発展させるかを考える中で、さまざまな方向性を考えました。ユーザー様の声を聞くと、ペットの健康管理に使っているという声も多くいただきました。そこで、ペット向けのサービスの展開を検討しましたが、ペットは自ら「頭がいたい」「体調が悪い」とは言ってくれません。そのため、何か別の方法でペットの健康状態を申告してもらう必要がありました。

頭痛ーるはFitbitと連携し、さまざまなバイタルデータと頭痛の関係をパーソナライズして見られるサービスを既に人間向けに提供しています。ペットにおいてもウェアラブルデバイスを使えば言葉がなくとも健康状態と気圧の関係を見られると考え、ペット向けのウェアラブルデバイスのリサーチを開始しました。その中でPetVoiceを見つけ、我々が調べた中では犬猫の健康管理に最も真剣に向き合っているサービス・スペックだと感じ、お声がけさせていただきました。

PetVoiceのユーザー様からも気圧を確認したいというご意見があると伺い、連携についてスムーズに議論が進み、ファミリーケアプランという形でペット向けのサービスを提供することになりました。

ファミリーケアプランについて

我々は10年間、気象に伴う人間の体調不全に対してアプリでサポートをさせていただいています。これまではアプリを使用するご本人様だけを対象としたサービスだったのですが、今年(2024年)7月よりご家族向けにファミリーケアプランを開始しました。そして、今回PetVoiceと一緒にファミリーケア+というサービスをローンチいたしました(2024年9月リリース)。

先ほどもありましたようにペットは自分から「頭が痛い」「発作が起きそうだ」と言うことはできませんので、飼い主様から見てウンチの形がどうだった、嘔吐をしたなど細かくメモで残していただける機能を作りました。我々のチームには気象予報士がおり、気象データを提供しています。飼い主様からは特に夏場、どのタイミングで散歩に行けば良いか、肉球がやけどしてしまう程地面が熱くないか、またお留守番にあたりエアコンをつけて外出したほうが良いかというような相談がよくあると伺いました。それらの判断の助けになるようなお散歩指数や、熱中症指数などもSNSで発信しています。
今回のサービスに関しては、PetVoiceアプリからも見られますし、頭痛ーるアプリにもPetVoiceのデータが連携されますので気圧との相関をチェックすることができます。

PetVoiceとの今後の取り組み

頭痛ーるを10年間サービス提供させていただいてきた中で、ユーザー様がご自身で記録したデータをクリニック受診時に先生に見せて、診察の手助けとしてご活用いただくこともありました。今後は犬猫についても同様に、動物病院を受診した際に日頃の体調をアプリのデータを通して獣医師の先生に共有できるようなサービス連携ができたら良いなと考えています。

  • 執筆者

    PetVoiceBlog編集部

    PetVoice編集部は獣医学や動物行動学を学んだスタッフが犬・猫の健康に関する情報をお伝えします。