新機能発表会 ご利用者インタビュー(心臓病との闘病)

PetVoiceでは、2024年11月11日に新機能発表会を行いました。
現在、PetVoiceは心臓病をもつ犬猫のご自宅での健康管理に多くご利用いただいています。この記事では、実際に心臓病をもった愛犬ココナちゃんと共に闘病されていた引地様ご夫婦にインタビューさせていただいた内容をご紹介します。

インタビューの背景

引地ココナちゃん、そして引地様ご夫婦はPetVoiceカスタマーサポートによくご連絡をいただいていました。引地様ご夫婦はココナちゃんに加え、もう2匹の愛犬たち、合計3匹と一緒に過ごしており、ココナちゃんは心臓病と闘病を続けているとのことでした。

2023年12月にココナちゃんが心臓病の手術を受け、手術は成功したものの昏睡状態が続き、その後亡くなってしまったとご報告をいただきました。ココナちゃんの急逝でお辛い心境だったと推測をしておりますが、引地様ご夫婦から現在一緒に過ごしている2匹の愛犬たちにもPetVoiceをつけたいとご連絡をいただきました。

健康管理の重要性を誰よりも深く理解している引地様ご夫婦にぜひお話を伺いたいと思い、今回の新機能発表会でご経験をお話しいただけないかご相談をいたしました。お話しをすると大変素敵なご夫婦で、インタビューにもご快諾いただけました。

インタビュー内容

PetVoiceを使い始めたきっかけ

「PetVoiceを使い始めたきっかけはどういったものでしたか?」

我が家にとってココナは子供同然で、とても大切な存在でした。愛犬ココナが僧帽弁閉鎖不全症になったことがきっかけで、PetVoiceを使うようになりました。
最初は自宅で経過観察をしていて、獣医師のアドバイスで呼吸数をはじめ、しっかりとした体調管理が必要だということを知りました。私たちは共働きのためココナに付きっきりで体調管理をすることが難しく、どのように体調管理をしたら良いか調べる中でPetVoiceを見つけ、使ってみようということになりました。

「体調管理を飼い主様がする必要があるとはいえ、デバイスを使ってまで体調管理をするというのはまだ一般的ではないだろうと思います。引地様ご夫婦はどうしてそこまでしようと思ったのでしょうか?」

ココナの心臓病にどのように付き合っていくか、自分なりにたくさん調べていました。時には私たちと同じように心臓病の愛犬をもつ飼い主さんたちと情報交換をしたり、獣医師に相談したりする中で、やはり呼吸数の管理が重要だということがわかりました。心臓病は進行すると肺水腫になって、呼吸もすごく速くなります。そのため、毎日ちゃんと記録をして欲しいと獣医師にアドバイスを受け、デバイスで管理できるPetVoiceが良いのではないかと考えました。

日々の健康管理におけるPetVoiceの活用

「飼い主様にとってもココナちゃんの日々の健康管理は大変だったと思います。そのような中で、PetVoiceはどのような点でサポートになったでしょうか?」

職場や外出先では、PetVoiceの数値や見守りカメラを使用してココナの様子を見ていました。PetVoiceで確認できる呼吸数の数値が低いと安心していましたが、些細なことでも不安がある時はPetVoiceのカスタマーサポートに相談し、アドバイスをもらうことで不安が取り除かれていました。そういう時に特にPetVoiceを使用してよかったと思っていました。

「現在、一緒に暮らす2匹のわんちゃんにもPetVoiceを装着されていると伺いました。こちらはどういった経緯なのでしょうか?」

ココナのことがあって、日々の健康管理の大切さを痛感いたしました。実は、7歳になるチワワの子もココナと同じ僧帽弁閉鎖不全症を発症してしまいました。心臓病の発見前、何度かいつもより呼吸数で高い数値が記録されていて、病院に連れて行ったところ、僧帽弁閉鎖不全症のステージB1が発見されました。

「ステージB1というのは、どういったステージなのでしょうか?」

まだ初期のステージで、投薬も必要ない経過観察の段階です。PetVoiceをつけていて、何度か呼吸数が上がっているのが見受けられて早期発見に繋がりました。

心臓病を抱える愛犬をもつ飼い主様へ

「PetVoiceを知らない方も多くいると思いますが、引地様と同じように心臓病を抱える愛犬と闘病している飼い主様にどのようなメッセージを伝えたいですか?」

ココナは手術は成功したものの、その後麻酔から覚めず昏睡状態が続いて天国に行ってしまいました。私たちは、治療や食事など、やってあげられることは全部やったと思っています。闘病する中で、やはり呼吸数の管理をはじめとする体調管理が大変重要であるということがよくわかったので、まだ体調に心配がない状態でも他体調管理をしっかりして少しでも早期発見に繋げ、助かる命が1つでも増えれば良いなと思います。

ココナの経験があったことも大きいですが、現在一緒に住んでいる愛犬の心臓病はPetVoiceで体調管理をできていたから早期発見ができました。このこともあり、日々の体調管理は本当に大切だと改めて思いました。

PetVoiceへの信頼

「もしこれまでお話しいただいた内容以外で、PetVoiceを選んでよかったと思う点があれば教えてください。」

デバイスの機能性の話とは少し離れますが、PetVoiceのデバイスは最期の瞬間までココナの体の一番近くで寄り添ってくれていたと感じていました。PetVoiceのデバイスはレンタルで利用していて、通常解約時には返却が必要です。しかし、ココナの形見として手元に持っておきたいと相談したところ、特別にデバイスを引き取らせていただくことができました。
また、健康データをチェックするアプリの中に「現在の状態」という項目があります。こちらについてはPetVoiceチームの皆様のご配慮により、虹のマークに変更していただけました。
PetVoiceは健康データへの信頼もありますが、こういった対応からも大変信頼できると感じています。現在は愛犬2匹にPetVoiceを使用していますが、新しくお迎えした子がもう1匹います。この子にも、PetVoiceを装着したいと考えています。

「大変貴重なお話ありがとうございました。」

  • 執筆者

    PetVoiceBlog編集部

    PetVoice編集部は獣医学や動物行動学を学んだスタッフが犬・猫の健康に関する情報をお伝えします。